複数ファイルを使用したPython関数の作成(AWS Lambda編)

複数ファイルを使用したPython関数の作成(AWS Lambda編)

概要

AWS Lambdaはサーバーレスコンピューティングサービスで、Pythonを含むさまざまなプログラミング言語をサポートしています。この記事では、AWS LambdaでPython関数を複数のファイルで構築する方法に焦点を当てます。また、Pythonライブラリをコンテナを使って作成し、初期実行時のHandlerの設定についても説明します。

1.Python関数で利用するライブラリの準備

1-1. AmazonLinux 2023をベースにコンテナをローカルで実行させて、ライブラリを指定のフォルダに出力します。 この時、pipコマンドの -t オプションを使ってライブラリを出力します。
出力するフォルダはあらかじめHostのフォルダとBindしておきます。
以下Dockerfileの例です

FROM amazonlinux:latest

# package update & install
RUN dnf upgrade -y
&& dnf install
python3.11
python3-psycopg2
python3-devel
python3-pip
-y

CMD ["pip", "install -r requirements.txt", "-t /root/lib/python"]

2.出力されたライブラリのルートをpythonに変更します(決まり事です)以下に例を示します。

3.ライブラリの設置

pythonフォルダ以下をZipで固めてLambdaのLayerとして登録、または、関数のルート直下に配置します

4.Python関数のコーディング

python関数を複数のファイルでコーディングしていきます。
この時、気になるのは、どのファイルのどの関数が起動時に実行されるかです。
指定は、AWSコンソールのコードが表示されている画面の下に、「ランタイム設定」のハンドラで指定します。 ファイル名.(ドット)関数名で指定します。
これで、設置は完了です。


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